【発注のヒント】ドローン撮影って、いる?

さて…、前回のブログ更新から随分と時間が経過してしまいました。。
何事も、一度放置してしまうと、なかなか腰が重くなるものです。

今後はできるだけ、定期的に執筆していきたい。気持ちだけは、そのように思っております!

で、本日はズバリ、ドローン撮影って本当に必要なのか?!ということを、
一度、発注側の皆さんにも考えていただきたいと思って、本稿を書いています。

正直、私も先日「二等無人航空機操縦士」という、ドローン操作にかかる国家資格を手に入れまして、
多くの撮影依頼が欲しいのは、ヤマヤマではありますが、
一方で映像全体の構成を考えるディレクターの目線で申しますと、
昨今の映像、特に自治体・観光協会のイメージVTRや、
企業が自社PRのために作るような映像は「ドローン過多」というべき
残念な状況に陥っているなーと、強く感じています。

この問題を考える上で、まず前提として知っていただきたいのは、
ドローン撮影業者=映像制作者ではない!という事実です。

もちろん中には、映像制作会社がドローン撮影を兼ねているパターンもありますが、
多くのドローン業者は、ドローンスクール運営の傍ら撮影も請け負っている、
いわば映像ド素人の場合が多々あります。

つまり、ドローンの操縦に関しては勿論問題ない腕前を持つプロなのですが、
あくまで映像のプロではないので、そもそもどういう映像を撮るべきか?という判断が
残念ながら素人レベルだということです。

この場合、3つの問題が発生します。

映像全体を鑑みて空撮が必須でなくても、飛ばした方が業者の利益になるのでオススメされる。
ドローンで撮影すべきカットが、映像全体の設計に合致していない仕上りになる
カメラマンとしての素養がないので、絵自体が美しくない。

そもそもドローンを飛ばすかどうか?というのを、発注側の皆さんはどう判断していますか?
私は、映像全体の完成度に責任を持つディレクターという職業を通して、
ドローンによる空撮は、あくまでプラスαの絵であると考えています。
つまりマストのカットではありません。

例えば、映像を作る時には、ズームインやズームアウトという撮影技法を使うことがあります。
また、カメラを横に振ることをパンと言いますし、縦に振ることをティルトと言ったりします。
ドローンによる空撮は、このズームやパンと何も変わらない一つの表現手法でしかありません。

表現手法の一つである以上、明確になぜその技術を使うかの意図を持っていなければ、
そのカットは意味なく惰性で撮ったもの、或いはただのミスになります。

昨今の映像はドローンの空撮を無駄に使っているものが多いです。
しかも、ドローン撮影には、結構大きなお金が必要になります。
これは、機材の維持や、万が一落下した場合の保険に加入するなどで高くなるのですが、
本当にドローン撮影にそのお金をかける意味があると思って発注されていますでしょうか?

実は、そのドローンにかけるべき金額を、取材費や編集費に配分した方が、
全体的として見た時に、遥かにクオリティの高い映像が作れることが多い
です。

私は、ドローンの映像自体は否定しません。(もし否定していたら資格も取ってませんし…。)
ドローンの映像は、効果的に使えば、確かに素晴らしいものです。

しかし、闇雲に流行りに乗っかって使ったことで、全体のクオリティを大して上げられず、
映像の本質である「誰かに思いを伝える」という行為を蔑ろにした映像を作っていませんか?

今後、ドローン空撮をお考えの場合は、ぜひ映像をつくることで本当は何が伝えたいのか、
原点に立ち帰って考えていただければ幸いです!


P.S. こんなこと書いてますが、イーブンフィルムでは空撮も含めたご提案が可能です〜。
お待ちしてます〜。笑

さて…、前回のブログ更新から随分と時間が経過してしまいました。。
何事も、一度放置してしまうと、なかなか腰が重くなるものです。

今後はできるだけ、定期的に執筆していきたい。
気持ちだけは、そのように思っております!

で、本日はズバリ、ドローン撮影って本当に必要なのか?!ということを、一度、発注側の皆さんにも考えていただきたいと思って、本稿を書いています。

正直、私も先日「二等無人航空機操縦士」という、ドローン操作にかかる国家資格を手に入れまして、多くの撮影依頼が欲しいのは、ヤマヤマではありますが、一方で映像全体の構成を考えるディレクターの目線で申しますと、昨今の映像、特に自治体・観光協会のイメージVTRや、企業が自社PRのために作るような映像は「ドローン過多」というべき残念な状況に陥っているなーと、強く感じています。

この問題を考える上で、まず前提として知っていただきたいのは、ドローン撮影業者=映像制作者ではない!という事実です。

もちろん中には、映像制作会社がドローン撮影を兼ねているパターンもありますが、多くのドローン業者は、ドローンスクール運営の傍ら撮影も請け負っている、いわば映像ド素人の場合が多々あります。

つまり、ドローンの操縦に関しては勿論問題ない腕前を持つプロなのですが、あくまで映像のプロではないので、そもそもどういう映像を撮るべきか?という判断が残念ながら素人レベルだということです。

この場合、3つの問題が発生します。

映像全体を鑑みて空撮が必須でなくても、飛ばした方が業者の利益になるのでオススメされる。

ドローンで撮影すべきカットが、映像全体の設計に合致していない仕上りになる

カメラマンとしての素養がないので、絵自体が美しくない。

そもそもドローンを飛ばすかどうか?というのを、発注側の皆さんはどう判断していますか?
私は、映像全体の完成度に責任を持つディレクターという職業を通して、ドローンによる空撮は、あくまでプラスαの絵であると考えています。
つまりマストのカットではありません。

例えば、映像を作る時には、ズームインやズームアウトという撮影技法を使うことがあります。
また、カメラを横に振ることをパンと言いますし、縦に振ることをティルトと言ったりします。
ドローンによる空撮は、このズームやパンと何も変わらない一つの表現手法でしかありません。

表現手法の一つである以上、明確になぜその技術を使うかの意図を持っていなければ、そのカットは意味なく惰性で撮ったもの、或いはただのミスになります。

昨今の映像はドローンの空撮を無駄に使っているものが多いです。
しかも、ドローン撮影には、結構大きなお金が必要になります。
これは、機材の維持や、万が一落下した場合の保険に加入するなどで高くなるのですが、本当にドローン撮影にそのお金をかける意味があると思って発注されていますでしょうか?

実は、そのドローンにかけるべき金額を、取材費や編集費に配分した方が、全体的として見た時に、遥かにクオリティの高い映像が作れることが多いです。

私は、ドローンの映像自体は否定しません。(もし否定していたら資格も取ってませんし…。)
ドローンの映像は、効果的に使えば、確かに素晴らしいものです。

しかし、闇雲に流行りに乗っかって使ったことで、全体のクオリティを大して上げられず、映像の本質である「誰かに思いを伝える」という行為を蔑ろにした映像を作っていませんか?

今後、ドローン空撮をお考えの場合は、ぜひ映像をつくることで本当は何が伝えたいのか、原点に立ち帰って考えていただければ幸いです!


P.S. こんなこと書いてますが、イーブンフィルムでは空撮も含めたご提案が可能です〜。お待ちしてます〜。笑

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